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光明無量

提供: 新纂浄土宗大辞典

こうみょうむりょう/光明無量

阿弥陀仏から放たれる光明無量であること。『阿弥陀経』では、Ⓢamitābhaの訳語として用いられる。また、四十八願中の第十二光明無量願には「もし我れ仏を得たらんに、光明能く限量あって、下、百千億那由他諸仏の国を照らさざるに至らば、正覚を取らじ」(聖典一・二二六/浄全一・七)とある。本願成就によって阿弥陀仏の救いのはたらきである光明は全ての世界を照らしている。同時に第十三寿命無量願により、現在も未来も我々は光明に浴することができる。法然は『逆修説法三七さんしち日において、「一相より出だす所の光明かくのごとし、況んや八万四千の相をや。誠に算数の及ぶ所にあらず。故に無量光と云う」(昭法全二四五)と述べている。


【参照項目】➡光明無量願


【執筆者:竹内正俊】