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雲光院

提供: 新纂浄土宗大辞典

うんこういん/雲光院

東京都江東区三好。龍徳山光厳教寺。東京教区№二三八。慶長一六年(一六一一)の創建。開山存応弟子潮吞開基徳川家康の側室阿茶局。寺名は開基院殿号による。はじめ日本橋馬喰町に寺地を拝領し、家光より朱印五〇石を与えられた。明暦三年(一六五七)の大火で全焼し神田岩井町に移転するが、さらに天和二年(一六八二)の火事で類焼し現在の深川の地に移った。その後何度も火災に遭遇し、その都度再興した。開基阿茶局、幕府御金改役ごきんあらためやく後藤光亨みつみち、元吉原創始者庄司甚右衛門の墓がある。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』下(『増上寺史料集』七)、『江戸府内寺社書上』(『江戸浄土宗寺院寺誌史料集成』)


【執筆者:福田行慈】