おききょうせいがくえん／隠岐共生学園
社会福祉法人。島根県隠岐郡隠岐の島町栄町。大正一三年（一九二四）隠岐西郷の善立寺二八世名越隆成（一八九三—一九四六）により開設された隠岐華頂女学院（女子学園）にはじまり、翌一四年には附属幼稚園を設置。昭和四年（一九二九）には「共生学園」と名称を変えて隣保事業等を展開、隠岐における社会福祉充足に尽力した。戦後、保育所、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、付設作業所などを順次開設。同三一年一一月に社会福祉法人認可を受け、現在に至る。
【参考】長谷川匡俊『近代浄土宗の社会事業—人とその実践』（相川書房、一九九四）
【執筆者：丹羽信誠】
