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阿弥陀経大意

提供: 新纂浄土宗大辞典

あみだきょうたいい/阿弥陀経大意

一巻。源信撰。長和三年(一〇一四)成立。自著『阿弥陀経略記』の初めにある大意の部分を別行したもので、一九八字の短文。『阿弥陀経』を顕密の二義をもって解釈し、「顕」から見た場合は三有の輪廻を離れて浄土往生するが、「密」から見た場合は真如一実の果に入ることであるとしている。


【所収】正蔵五七、仏全三一、『恵心僧都全集』一


【参照項目】➡阿弥陀経略記


【執筆者:和田典善】