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開題

提供: 新纂浄土宗大辞典

かいだい/開題

書物の表題を解説し、その要旨を示すこと。すなわち経典や論書について、その題号が持つ意味を説示し、その典籍の持つ大要を述べることである。また経論などを新たに経蔵に修めて、供養することを開題供養という。『四十八巻伝』三六では、法然勝尾寺に滞在中、そこに一切経がないことを聞き、自らが持つ一切経を施入して、盛大に開題供養が行われたことを伝えている(聖典六・五七三~五)。


【参照項目】➡解題


【執筆者:石田一裕】