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銀山寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

ぎんざんじ/銀山寺

大阪市天王寺区生玉いくたま寺町。宝樹山荘厳浄土院。大阪教区№六四。もと大福寺と号したが、後に豊臣秀吉によって銀山寺と改称されたと伝える。秀吉の城下町建設に際して現在地に移転。天正一九年(一五九一)金戒光明寺二四世休岸の開創。秀吉との縁が深く、秀吉の朱印状や草履・肖像画などを所蔵する。また、平安後期の阿弥陀仏像阿弥陀仏が描かれた釈迦涅槃図(江戸初期頃)、「法然上人枕木の御影」なども存する。近松門左衛門『心中宵庚申』のお千代・半兵衛の墓所としても有名。


【資料】『蓮門精舎旧詞』四四


【参考】『荘厳浄土院宝樹山銀山寺』(銀山寺、一九八六)


【参照項目】➡休岸


【執筆者:安達俊英】