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蓮修必読

提供: 新纂浄土宗大辞典

れんしゅうひつどく/蓮修必読

一巻。蔵経院観如揖。清・光緒一二年(一八八六)成立。序文によれば、浄土の経典を読めず暗誦できない人のために、浄土についての詩歌を録し一冊にまとめたという。唐代の寒山から清末の念仏者にいたるまでの歌、頌、曲が収録されている。それによって、身心を鞭撻し、浄土往生の糧として、念仏三昧の日課を継続させ、西方に帰するという。詩歌は浄土教義を分かりやすく表現しており、極楽往生への信心を起こす役割を果たしている。


【所収】続蔵六二


【執筆者:陳継東】