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真源

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんげん/真源

康平七年(一〇六四)—保延二年(一一三六)。院政期の天台宗における恵心学派の浄土教者。生国、家系は不明。東塔南谷の勝陽房に住し、厳算について教えをうける。論議問答に秀でた学侶であり、著作に『往生要集裏書』『往生要集依憑記』『順次往生講式』『四十八巻釈』等がある。


【参考】善裕昭「真源『往生要集依憑記』について」(『浄土宗学研究』三二、二〇〇五)、上杉智英「真源撰『往生要集裏書』について」(『佛教大学総合研究所紀要』別冊「浄土教典籍の研究」、二〇〇六)


【執筆者:南宏信】