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瀉瓶相承

提供: 新纂浄土宗大辞典

しゃびょうそうじょう/瀉瓶相承

師から弟子へと教法が次々に受け継がれていく際、その教法の授受が、あたかも一器の水を他の一器に移すように、一滴たりとも遺漏なくすべてが伝えられ、受け継がれていくこと。写瓶相承とも書く。師資相承は一宗の奥義を伝え、授受伝承されるものであるから、師の教えが正しく、間違いなく伝えられねばならない。その授受がすべて完全にそのまま移されることを示す言葉である。


【執筆者:慶野匡文】