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浄土宗選集

提供: 新纂浄土宗大辞典

じょうどしゅうせんしゅう/浄土宗選集

浄土宗選集編集委員会編。一八巻。昭和五九年(一九八四)から同六〇年にかけ同朋舎出版より刊行。浄土宗関連の典籍などを収録したもの。本集は大きく分けて、聖典篇(第一~四巻)、教義篇(第五~七巻)、法話篇(第八~一八巻)の三篇からなる。聖典篇では、「浄土三部経」や『観経疏』などの聖典の文を、み下し文にしてルビを付している。教義篇では、絶版などで入手困難な典籍を選び、浄土宗僧侶自信教人信する上で必読の書を収録したという。法話篇では、江戸末期から昭和までの布教に関する講話や一般説教を収録したとする。各巻に解題を付す。平成二一年(二〇〇九)より同朋舎メディアプランからオンデマンド版が復刊された。


【執筆者:角野玄樹】