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法子 (ほうし)

提供: 新纂浄土宗大辞典

ほうし/法子

仏法を聴き、それを信じ、教えのとおりに行じ、智慧を得た者のことで、仏陀をみおやにみたてその子供のありように喩えた言葉。「ほっし」とも読む。仏は王位にあり、子はやがて王位を継承する王子と見る「法王子」と同じ意味にも用いられる。『観経』の上品中生に聖衆来迎を説く中、「法子。汝大乗を行じて、第一義を解す。この故に我れ今、来って汝を迎接すと」(聖典一・三〇七/浄全一・四七)とある。


【参照項目】➡法王子


【執筆者:大南龍昇】