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檀那

提供: 新纂浄土宗大辞典

だんな/檀那

布施や施捨の意味。Ⓢdānaに相当する音写語。旦那、柁那、拕那とも書き、略して檀ともいう。布施、施と訳す。檀波羅蜜、あるいは檀那波羅蜜として六波羅蜜の一つに数えられる。日本では寺院僧侶布施・寄進する檀越だんのつ檀家と同じ意味で用いられている。檀家は寺や僧を供養する信徒施主)の家のことであり、信徒が家ごとに所属している寺を檀那寺という。


【参考】圭室文雄「幕藩制下の仏教」(『アジア仏教史』日本編七、佼成出版社、一九七二)


【参照項目】➡檀家檀越檀那寺


【執筆者:薊法明】