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極微

提供: 新纂浄土宗大辞典

ごくみ/極微

最小の物質のこと。Ⓢparamāṇuの訳語。物質を微細に分析し続け、それ以上分けられない最小の物質を、微粒子を意味するⓈaṇuの極限(Ⓢparama)という意味で極微(Ⓢparamāṇu)と呼ぶ。一つの極微に上下と四方の六つがつながり、微塵が構成されるとする。また、極微の性質は、地・水・火・風の四つに大別され、それぞれ物質性(堅)・液体性(潤)・熱性(なん)・流動性(動)の特性を有する。


【参照項目】➡微塵


【執筆者:南清隆】