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林昌寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

りんしょうじ/林昌寺

山形県酒田市南千日町。鎮護山岌翁きゅうおう院。坂の上にあることから山寺とも呼ばれる。山形教区№一〇九。天文年間(一五三二—一五五五)に、知恩院から下向した往誉岌源が袖の浦(酒田市宮野浦)に開山した。永禄三年(一五六〇)に二世玄誉岌鎮が、正親おおぎまち天皇より鎮護山の勅額を賜った。その後、火災などで移転を繰り返し、嘉永年間(一八四八—一八五四)に現在地に移った。昭和三六年(一九六一)に三六世斎藤英明が法然上人七五〇年遠忌を記念して、学校法人林昌学園を創設し、酒田南高等学校を設立。本尊阿弥陀如来像は鎌倉初期の作、梵鐘は永禄三年のものである。


【参照項目】➡天真林昌学園


【執筆者:齋藤知明】