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普光観智国師

提供: 新纂浄土宗大辞典

ふこうかんちこくし/普光観智国師

存応国師号


【参照項目】➡存応


【執筆者:編集部】


玉山成元著。昭和四五年(一九七〇)白帝社刊。副題は「近世における浄土宗の発展」。近世初期に活躍した存応の伝記。教義にはふれていないが、存応の出生から晩年までを、著者が良質と判断した古文書などの史料に基づき描く。徳川家康との結び付き、増上寺の復興と地位の向上、国師号勅許、浄土宗法度の制定、関東十八檀林の制定、門下の活躍などを通し、家康の宗教統制政策下での存応の活動と、教団の発展過程を述べる。


【参照項目】➡存応


【執筆者:中野真理子】