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新修往生浄土伝

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんしゅうおうじょうじょうどでん/新修往生浄土伝

三巻。『新修往生伝』ともいう。宋・王古撰。元豊七年(一〇八四)に成立するも、その後王古の友人楊傑が補筆し元祐四年(一〇八九)までの記事を含む。戒珠浄土往生伝』にもれたもの、およびそれ以後の往生者を増補して一一五名の伝記を収載する。三巻のうち下巻のみが現存していたが、大正五年(一九一六)に上巻が発見され『続浄』一六に収録された。中巻に収載した道綽善導少康の伝記は法然の「類聚浄土五祖伝」(『漢語灯録』所収)に引用されている。


【所収】続浄一六、続蔵七八


【参照項目】➡浄土往生伝


【執筆者:佐藤成順】