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摂心念仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

せっしんねんぶつ/摂心念仏

散乱する心を一つに摂し行う念仏のこと。一唱一打で静かに木魚等を打ちながら微声もしくは低声によって念仏を称える。主に関東では大衆に聞こえない程の微声で称え、伝法道場などで入堂時、各種作法、伝巻授与の際に用いる。これに対して関西では低声で称え、常念仏を行う際に用いる。


【執筆者:中野孝昭】