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師恩報謝論儀事

提供: 新纂浄土宗大辞典

しおんほうしゃろんぎのこと/師恩報謝論儀事

一巻。妙観撰。一四世紀頃成立。月形函つきがたばこ伝書の一つ。『観経』に説く奉事師長などの世間の善が往生の因となることを明かしたもの。本書には妙観が著したこの書をもとに、その弟子聖観が七二歳のときに、折木の成徳寺逆修の論義に用いたことが記され、そのときの答者・難者・導師の名が記されている。


【所収】続浄一〇


【参照項目】➡月形函


【執筆者:編集部】