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師子吼

提供: 新纂浄土宗大辞典

ししく/師子吼

仏陀説法を表す。百獣の王である獅子が吠えるがごとく法を説く様子。ⓈsiṃhanādaⓉseng ge’i sgra。獅子吼とも書く。漢訳仏典では、多く「師子」と記載される。獅子が一たび咆吼すれば、他の獣が恐れおののくさまを、仏の説法が様々な邪説を滅して異学の徒を恐れさせるさまに譬えた。また仏が獅子のように一切のものを恐れないことに譬える。


【資料】『無量寿経』、『大涅槃経』、『維摩経』


【執筆者:丸山孝立】