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大宮実宗

提供: 新纂浄土宗大辞典

おおみやさねむね/大宮実宗

康治二年(一一四三)—建暦二年(一二一二)一二月八日。家名は西園寺。父は藤原公通、母は藤原通基女。大宮または坊城と号す。元久二年(一二〇五)内大臣となる。つねに法然念仏往生の教えを受け、建永元年(一二〇六)一一月二七日法然戒師として出家した。建暦二年、法然入滅後の初七日には諷誦文を捧げている。同年一二月八日に正念往生を遂げた。


【資料】『尊卑分脈』一(『国史大系』五八)、『四十八巻伝』一二、三九(聖典六)


【参考】三田全信『成立史的法然上人諸伝の研究』(平楽寺書店、一九七六)


【執筆者:福田行慈】