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哲冏

提供: 新纂浄土宗大辞典

てつげい/哲冏

—享保一八年(一七三三)七月一八日。登蓮社龍誉、あざなは源南。清浄華院四八世。宝永七年(一七一〇)五月、台命と勅請によって清浄華院住職となり、紫衣参内の綸旨りんじを賜った。正徳二年(一七一二)四月に霊元天皇の皇女留宮(臻岸院)、同三年四月に同皇子峯宮(顕明院)、享保元年(一七一六)九月に同皇女定宮(勝子内親王、勝巌院)、同一七年八月に敬法門院(藤原宗子、霊元天皇后、東山天皇生母)、それぞれの葬送の導師を勤めた。また境内の整備として、正徳三年(一七一三)五月に東山天皇旧御殿を賜り大書院とした。同四年四月に本堂再建を計画し、同年九月に拝領の御殿を補修し客殿、玄関庫裡、土蔵を建築した。


【資料】『浄源脈譜』(浄全一九)、『清浄華院誌要』『浄土宗寺院調書』(共に浄全二〇)、『陵墓要覧』(宮内庁書陵部、一九九三)


【執筆者:石川達也】