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以伝

提供: 新纂浄土宗大辞典

いでん/以伝

—慶安五年(一六五二)。法蓮社住誉。虎角弟子。館林善導寺八世、飯沼弘経寺三世を歴任。館林城主榊原忠次が館林から奥州白河に移った際、永代の供養の場所として新寺を建立し、その開山について以伝に相談したところ、弟子である善貞を推挙したという。以伝より付法した者に伝誉利白、浄誉龍波、専誉林貞などがいる。『総系譜』には寂日を二月一七日と伝えるが、「弘経寺過去帳」によると七月一七日とある。詳細な伝歴は不明。


【資料】『総系譜』中、『飯沼弘経寺志』(共に浄全一九)、『館林善導寺志』(浄全二〇)、『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)


【参照項目】➡虎角


【執筆者:沼倉雄人】