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三休

提供: 新纂浄土宗大辞典

さんく/三休

永正一五年(一五一八)—元亀元年(一五七〇)四月二七日。満蓮社定誉。あざなは法光(『清浄華院誌要』では息蓮社閑誉)。清浄華院二八世。石見国波根(島根県大田市)の城主、富永山城守元保の三男として生まれる。母は橘氏。幼名は乙寿丸。一三歳で清浄華院に入り、一五歳で同院二六世寿光のもとで剃髪。長じて同院住職となり、永禄元年(一五五八)一〇月、紫衣綸旨りんじを受けた。故郷の地に長福寺を建立して、四九歳のときに清浄華院を隠退して同寺に住した。世寿五三歳。


【資料】『総系譜』(浄全一九)、『清浄華院誌要』(浄全二〇)、『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)


【執筆者:石川達也】