浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0123A01: | 事なり。それもひさしからぬ事なれば。しばらくとい |
Z08_0123A02: | ふなり。○かたみとは。遊仙窟に。記念の字を點ぜり。 |
Z08_0123A03: | ○周禮。太宗伯ニ。時見ルヲ曰レ會ト。註ニ言ハ無キ二常ノ期一也。 |
Z08_0123A04: | 已上●(五九)これは此鈔。記錄の志を述べ給ふなり。○ |
Z08_0123A05: | 閑ハ。韻會ニ云ク。大也法也。談ハ韻會ニ云ク。徐カ云ク。談ト者 |
Z08_0123A06: | 和懌M(シテ)而悅テ言フソレ之ヲ。活法ニ云ク。言論也。已上●(六〇) |
Z08_0123A07: | これは此鈔。題號の心をあかし給ふなり。此一段の詞 |
Z08_0123A08: | が。此一部三卷の神なり。此心がすなはち橫の三心な |
Z08_0123A09: | り。念佛門の出離は。た▲本願に結歸するなり。されば |
Z08_0123A10: | やす〱と。身を本願にまかす人は。此鈔をよまずと |
Z08_0123A11: | も。所詮にかなへる人なり。あけくれこれをもてあそ |
Z08_0123A12: | ぶとも。なまざかしき心ありて。身を本願にまかせぬ |
Z08_0123A13: | る人は。此鈔にかなはぬ人なり。ともあれかくもあれ。 |
Z08_0123A14: | 身を本願にまかせて。かならずたすけたまふぞと。お |
Z08_0123A15: | もひならふべきなり。是が此鈔修行のならひ事にて |
Z08_0123A16: | 侍るなり。新千載如空法師西へゆく道のしるへはなか〱に。 |
Z08_0123A17: | た〻をろかなるこ〻ろなりけり。○下僧かたじけな |
Z08_0123A18: | く。吉水の正流を掬ぶといへども。名利の重垢は。なを |
Z08_0123A19: | はなれぬ身として。か〻るおほけなき事をおもひた |
Z08_0123A20: | ちぬるは。抄主上人の御心にもかなひがたくや侍ら |
Z08_0123B01: | ん。つや〱道心なきもの〻しはざなれば。あはれな |
Z08_0123B02: | るひとふしもなくて。つたなき心の色の。筆のはしに |
Z08_0123B03: | あらはれんも。かたはらいたく侍れど。おもひたちし |
Z08_0123B04: | 一念をば。かけんとばかりに。かたのごとく註しをは |
Z08_0123B05: | りぬ。今にをいては。此あだなるわざをひるがへして。 |
Z08_0123B06: | 自他往生の因緣と廻向し侍るなり。 |
Z08_0123B07: | 南無阿彌陀佛 |
Z08_0123B08: | 洛北佛牙院報恩寺第十四世湛澄向西子敬註 |