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Z0370 帰命本願鈔諺註 湛澄 画像

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巻_頁段行 本文
Z08_0085A01: るなり。已上釋ニ云ク。上品ノ華臺ニ見二慈主ヲ一。到ル者皆因ル二
Z08_0085A02: 念佛ノ多キニ一。已上又云ク。三萬六萬十萬スル者。皆是レ上品上
Z08_0085A03: 生ノ人ナリ。已上●(六六)嵩明敎ノ孝論ニ云ク。水ハ固ニ趨レ
Z08_0085A04: 下レルニ也。洫M(シテ)而決(サクレハ)之。其ノ所レ至ル不ヤ二亦速ナラ一乎。火ハ固ニ
Z08_0085A05: 炎(ヱン)スレ上ニ也。噓(フイ)テ而鼓(タヽ)ケハ之。其ノ所レ擧ル不二亦遠カラ一乎。
Z08_0085A06: 已上○一聲も不可思議功德ならば。いよ〱幾萬聲も
Z08_0085A07: となふべし。善根深〓にして。往生うた〻決定すべ
Z08_0085A08: し。阿彌陀佛の自說にも。わが國に來生せんとおも
Z08_0085A09: は▲。常にわが名を念じて。やむ事なかれとのまへ
Z08_0085A10: り。般舟經法照禪師の釋にも。但使廻心多念佛とあり。
Z08_0085A11: ○和漢の先達。みな日課の數返有。いはゆる懷玉禪
Z08_0085A12: 師。五萬聲道綽禪師。七萬寶相禪師。六萬智覺禪師十萬なり。
Z08_0085A13: 雲捿ノ云ク。玉念佛スルヿ日ニ記ス二五萬ヲ一。綽ハ七萬。相ハ今
Z08_0085A14: 六萬ナリ。三老ハ者。皆高僧ニM(シテ)而モ日課有リ二常數一。今ノ人
Z08_0085A15: 怱ニM(シテ)レ之ヲ曰ク。此レ愚夫婦ノ所レ作ス也ト。獨リ何ソ歟。已上わ
Z08_0085A16: が朝にても。惠心僧都は。生中の念佛二十俱胝遍。永
Z08_0085A17: 觀律師は。日課六萬聲。法然上人は七萬遍。聖光上人。
Z08_0085A18: 良忠上人は六萬聲。乃至隆堯法印は。八萬四千遍の日
Z08_0085A19: 課なり。●(六七)十二問答ニ云ク。念々にすてざれと。
Z08_0085A20: をしゆる事は。人のほどにしたがひて。す〻むる事な
Z08_0085B01: れば。わが身にとりて。心のをよび。身のはげまんほ
Z08_0085B02: どを。心にはからふべし。已上明遍僧都ノ云ク。機にした
Z08_0085B03: がひて行は立つべきなり。たとへば道をいそぎゆか
Z08_0085B04: んとするに。强力の者とひとしく。甲斐なき身のおと
Z08_0085B05: らじとするは。一日二日こそはげむとも。つゐにはか
Z08_0085B06: なはぬ事なり。あやまつ先よりも。道をなづみてゆき
Z08_0085B07: つくことかたくなるがごとし。衆生は機根不用なり。
Z08_0085B08: 上根の人とひとしからんとすれば。退轉の過ありと
Z08_0085B09: て。佛法にはきらふなり。出閑亭記鎌倉常譽上人ノ云ク。わが
Z08_0085B10: 機分に從て。往生の志をいたすべきなり。われよりも
Z08_0085B11: こ〻ろざしふかく。行もたけたるをみても。これ程な
Z08_0085B12: らでは。往生いか▲と思はんはひが事なり云云。般舟
Z08_0085B13: 讚ニ曰ク。人々有リレ分。不レ可レ疑フ。已上きはとは。分齊のこ
Z08_0085B14: となり。●(六八)莊子ニ曰ク。長キ者ヲモ不レ爲レ有トレ餘リ。短キ
Z08_0085B15: 者ヲ不レ爲レ不トレ足ラ。是ノ故ニ。鳧(カモ)ノ脛(ハギ)雖レ短シト乎。續カハレ之ヲ
Z08_0085B16: 則憂ヘン。鶴ノ脛雖レ長シト乎。斷タハレ之ヲ則悲シマン。故ニ性ノ長ヲモ
Z08_0085B17: 非レ所ニレ斷ツ。性ノ短ヲモ非レ所ニレ續ク也。已上●六九)念佛往
Z08_0085B18: 生修行門ニ云ク。故上人の仰られさふらひしは。在家の
Z08_0085B19: いとまなからん人は。一萬二萬などをも申べし。僧尼
Z08_0085B20: などとて。さまをもかへたらんしるしには。三萬六萬

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