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J2900 小金東漸寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0051A01: 末子圓應在判
J20_0051A02: 兩使者豆州稻田寺住侶往譽九道上人正安信者安藝
J20_0051A03:
J20_0051A04: 新本尊阿彌陀佛 安阿彌作 縁由
J20_0051A05: 武州葛西庄西小松川村に木村近江孫木村庄左衞門
J20_0051A06: と云祖父より代代念佛者にて座像の彌陀を安置せ
J20_0051A07: んと願望數回終に請求之六時日別無怠及老年剃
J20_0051A08: 染名一譽淨念五十九才時寬文九酉初春此本尊頻
J20_0051A09: に從白毫至徧身流白汗奇瑞令感歎增信
J20_0051A10: 心隣里江戸に風聞三月上旬より群參淨念始め當
J20_0051A11: 山の本尊小佛を拜し此如來を我修復俗屋に安置如
J20_0051A12: 何也と兼て寄進の心懸有之處佛意難計と本所回向
J20_0051A13: 院信譽に相談處御鬮に可致任差圖即ち十五日より
J20_0051A14: 三日三夜別時念佛し十七日鬮故曉天回向し親族一
J20_0051A15: 類一家同日鬮に得感有しかば一日如來を供養し當
J20_0051A16: 山へ奉移安置
J20_0051A17: 棟札のうら寫
J20_0051B18: 下總國葛飾郡風早庄小金町佛法山東漸寺下略
J20_0051B19: 當山佛殿者中興第貳世雲譽圓應和尚元和年中再營
J20_0051B20: 之後歷六十餘年第十四世流譽古岩和尚以舊制爲不
J20_0051B21: 充意延寶八申年改修之自爾已降年序已闌稍及破壞
J20_0051B22: 至十八世順譽靈鑑和尚正德三巳年發興復之志力蓄
J20_0051B23: 資財且使梓人畫殿制于堵而翌年十月廿七日不幸而
J20_0051B24: 示寂以故不果厥功既而經八年頎毀益甚粤予享保五
J20_0051B25: 子四月蒙 鈞命建法幢乎玆山之日慨然坐不忍見一
J20_0051B26: 欲繼順譽之志是以從翌年秋夙夜孜孜圖鼎新之乃以
J20_0051B27: 修補金二百兩餘順譽在住之日因開扉等募縁所蓄積前住到譽繼而假之息倍與縁山寄附
J20_0051B28: 金百兩雖充其資時屬艱嶮物價騰踊尚恨力之不足也
J20_0051B29: 於是躬自捧化疏巡扣常州下妻野州宇都宮等州縣竪
J20_0051B30: 慕橫化事勸誘精誠有驗不啻淨施若干而已檀家及近
J20_0051B31: 境之黎民各喜斯擧戮力曳木運石遂今玆享保七寅七
J20_0051B32: 月八日成就者也仍祈帝道遐昌國家泰平法輪常轉佛
J20_0051B33: 日增輝照益重昏福祚無疆
J20_0051B34: 關東本山鎌倉光明寺四十九世用蓮社寂譽上人實道

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