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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0372A01: 秀白一蓮社立譽承應三ノ三月廿七日源寶院ヨリ移 秀保聽蓮社諦譽寬文七ノ九月六日同院ヨリ 恕玄照蓮社寂譽元祿元ノ十一月三日 白貞天蓮社晴譽享保十一ノ七月廿六日 白應滿蓮社聲譽享保十八ノ十一月朔日 龍存泥蓮社洹譽延享元ノ八月二日 玄了承蓮社禀譽安永五ノ十二月廿六日 懷隆道蓮社弘譽享和元ノ十一月十七日 提道正蓮社等譽文化十ノ三月廿七日 秀演大蓮社法譽威德院ニ移 了瑩良雄院ヨリ移
J19_0372A02:
J19_0372A03: ○池德院 八軒寺町
J19_0372A04: 池德院十境 庭園圖(略之)
J19_0372A05: 觀亭斜月、池邊流螢、垂梅亂鶯、偃松翠影、古砌
J19_0372A06: 芳草、窓前朝雪、閑庭落花、水〓奇石、籬菊紅
J19_0372A07: 黄、神廟餘燈、
J19_0372B08: 寬永三寅年板垣氏女後剃髮し壽光院善譽平貞大姉と號す則當院に葬す本多因幡守
J19_0372B09: へ嫁せられ當院を開基ありて壽光院と名く壽光院尼
J19_0372B10: 公上野へ葬事ののち今名に改むもと加賀家の宿坊な
J19_0372B11: りしかと寬政の始故ありて通元院にうつりしかは今
J19_0372B12: 有馬氏を首とす
J19_0372B13: 第二世休波は祐天大僧正の伯父たるを以僧正奧國よ
J19_0372B14: り出府の時先當院に錫をとどむ當院より檀通寮に移
J19_0372B15: られけり
J19_0372B16: 庭池翠松綠影興をふくみ他院にことなり
J19_0372B17: 物の興を起すは境景の二つにありといへともあし
J19_0372B18: 曳の山にのほりうれば海川のみるめうかへり境は
J19_0372B19: けにことにして山水の巧工自處の造化なれはもし
J19_0372B20: 處をうるに及ひては市中に山家をしめ人間に仙友
J19_0372B21: を學ばしむるも他にあるべきやは池德院は境中の
J19_0372B22: 東によりて法王樓をさる事遠からずといへども塵
J19_0372B23: 街道をへだちて安禪修定の蓮社なり世世の院主み
J19_0372B24: な山水の巧境を愛して山水の淸地をつくる松ふり

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