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J2810 華頂誌要 華頂山編 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0220A01: 花鳥之間 羅漢之間の六房に區劃す。上段之間は知
J19_0220A02: 恩院宮御成之間にして、人工の妙を盡せり。又各房
J19_0220A03: の壁及ひ襖の畵は、すへて中彩色を施し、大方丈と
J19_0220A04: 同しく狩野尚信、信政、定信の三手に成る。板戸ま
J19_0220A05: た然り。
J19_0220A06: 權現堂 小方丈東北の山地に在り。方三間餘、南
J19_0220A07: 面、瓧葺なり。慶安元年德川家光公の建立。奉行板
J19_0220A08: 倉周防守なり。東照、台德、大猷、嚴有、四公の像
J19_0220A09: を祀る。
J19_0220A10: 大庫裡 集會堂の背後十間の地に在り。梁行十四
J19_0220A11: 間、桁行十七間、瓧葺也。
J19_0220A12: 小庫裡 大庫裡の東九間に在り。梁行七間、桁行
J19_0220A13: 十間半、瓧葺なり。
J19_0220A14: 學問所、對面所、常侍局、大茶堂等 皆小庫裡と小
J19_0220A15: 方丈との中間にあり。中に於て學問所、對面所は法
J19_0220A16: 主の御用室なり。
J19_0220A17: 其他寶庫、奧藏、調菜所、浴室等あれとも、今之を
J19_0220B18: 略す。
J19_0220B19: 經藏 御影堂の東南に在り。方五間、重層、寶
J19_0220B20: 形、西面、瓧葺なり。元和五年德川秀忠公の創建に
J19_0220B21: して、明治三十三年四月特別保護建造物に指定せら
J19_0220B22: る。輪塔中に宋國開元寺版三大藏經五千六百餘卷を
J19_0220B23: 納む。前面の傳大士及ひ脇士二童の像は、康猶法印
J19_0220B24: の作なり。
J19_0220B25: 大鐘樓 經藏南方の山腹に在り。方四間、瓧葺な
J19_0220B26: り。懸くる所の洪鐘は、寬永十三年九月靈巖上人の
J19_0220B27: 鑄る所なり。高一丈八寸、徑九尺、厚九寸五分、量
J19_0220B28: 一萬八千貫あり。唯六字の寶號を刻す。初め基地狹
J19_0220B29: 隘僅に假樓を設けて之を懸けしか、三十八世萬無上
J19_0220B30: 人の時、延寶六年知識を四方に唱へて、現今の鐘樓
J19_0220B31: を築くに及ひ、幕府領家圓山に諭し、其地を夷けて現
J19_0220B32: 今の搆とせり。
J19_0220B33: 勢至堂 又本地堂と名く。 山上大谷淨室大師御終焉地
J19_0220B34: 舊址に在り。梁行八間、桁行八間半、南面、瓧葺な

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