浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J18_0372A01: | をもそへしるし二卷となし行業記と題す。もとよ |
J18_0372A02: | り大方に示さんとにはあらず。ただ法孫にうつし |
J18_0372A03: | よみ傳へ。先師の嘉言操行を知りて。いささかも |
J18_0372A04: | 道情を養ひ育る人しあらば。弟子等が報恩の微志 |
J18_0372A05: | をもつくなひ。後孫勇進の警策ともなり侍らんか |
J18_0372A06: | し。嗚呼先師と法兄の在世をおもふに。はや一塲 |
J18_0372A07: | の夢境となれり。つたなきこの筆のすさびも。は |
J18_0372A08: | かなきむかしがたりかなと。後より今を思ふこ |
J18_0372A09: | と。今我先師と法兄とをしたふが如くならば。と |
J18_0372A10: | もに淨土に生して。たえぬひかりを見奉るの。え |
J18_0372A11: | にしともなりなんかし |
J18_0372A12: | ときは文化とあらたまりし年。きのえ子の六月廿 |
J18_0372A13: | 三日。洛東專念寺に住る。遺弟沙門隆圓。華頂山 |
J18_0372A14: | 中都鑑院にやどりてつつしみてしるす |
J18_0372A15: | 絶筆偈 遺弟釋隆圓 |
J18_0372A16: | 吾師勤勵翼蓮宗。積厚養深尤靜恭。禎節風淸齋後 |
J18_0372A17: | 竹。摻情月皎檻前松。眞容寫取欽儀表。行業記成 |
J18_0372B18: | 仰道蹤。憶昔侍旁無斷臂。以何得報策心濃。 |
J18_0372B19: | 奉閲 |
J18_0372B20: | 師翁定公行業記 法孫僧託信 |
J18_0372B21: | 巍巍德行一雄哉。寥廓玄門正耐開。揮麈牀頭空幻 |
J18_0372B22: | 色。焚香定裡若寒灰。惟知道業彌天道。元風流廬 |
J18_0372B23: | 岳才。舊事宛然存此典。追情遙到藕華臺。 |
J18_0372B24: | 新刻佛定師翁行業記縁起 |
J18_0372B25: | 往時。文化紀元甲子夏。我師順阿老父。安居吉水 |
J18_0372B26: | 禪房日。輯錄其先師。佛定老翁行業記。以秘凾 |
J18_0372B27: | 底。竊欲但擬法孫警策耳。豈敢有意公世乎。然誤 |
J18_0372B28: | 爲他寫去。展轉而東。先是師翁遺訓一卷。從事於四 |
J18_0372B29: | 休庵主。故命之續住持訓。此亦東漸。當時騰譽大 |
J18_0372B30: | 僧正。在無量山日。讀之以爲有益。初鏤梓之武城 |
J18_0372B31: | 焉。華頂山迎譽大僧正。亦慫慂之甚。後重刻京師 |
J18_0372B32: | 焉。且去辛卯。靈山唯仰大和尚。翻刻日課勸導 |
J18_0372B33: | 記。印施有信焉。是以二書。東西大弘。師翁宿 |
J18_0372B34: | 志。不期滿足。可謂附騏尾之大幸也哉。亦復行業 |