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J2740 仏定和尚行業記 大察・隆円 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J18_0372A01: をもそへしるし二卷となし行業記と題す。もとよ
J18_0372A02: り大方に示さんとにはあらず。ただ法孫にうつし
J18_0372A03: よみ傳へ。先師の嘉言操行を知りて。いささかも
J18_0372A04: 道情を養ひ育る人しあらば。弟子等が報恩の微志
J18_0372A05: をもつくなひ。後孫勇進の警策ともなり侍らんか
J18_0372A06: し。嗚呼先師と法兄の在世をおもふに。はや一塲
J18_0372A07: の夢境となれり。つたなきこの筆のすさびも。は
J18_0372A08: かなきむかしがたりかなと。後より今を思ふこ
J18_0372A09: と。今我先師と法兄とをしたふが如くならば。と
J18_0372A10: もに淨土に生して。たえぬひかりを見奉るの。え
J18_0372A11: にしともなりなんかし
J18_0372A12: ときは文化とあらたまりし年。きのえ子の六月廿
J18_0372A13: 三日。洛東專念寺に住る。遺弟沙門隆圓。華頂山
J18_0372A14: 中都鑑院にやどりてつつしみてしるす
J18_0372A15: 絶筆偈 遺弟釋隆圓
J18_0372A16: 吾師勤勵翼蓮宗。積厚養深尤靜恭。禎節風淸齋後
J18_0372A17: 竹。摻情月皎檻前松。眞容寫取欽儀表。行業記成
J18_0372B18: 仰道蹤。憶昔侍旁無斷臂。以何得報策心濃。
J18_0372B19: 奉閲
J18_0372B20: 師翁定公行業記 法孫僧託信
J18_0372B21: 巍巍德行一雄哉。寥廓玄門正耐開。揮麈牀頭空幻
J18_0372B22: 色。焚香定裡若寒灰。惟知道業彌天道。元風流廬
J18_0372B23: 岳才。舊事宛然存此典。追情遙到藕華臺。
J18_0372B24: 新刻佛定師翁行業記縁起
J18_0372B25: 往時。文化紀元甲子夏。我師順阿老父。安居吉水
J18_0372B26: 禪房日。輯錄其先師。佛定老翁行業記。以秘凾
J18_0372B27: 底。竊欲但擬法孫警策耳。豈敢有意公世乎。然誤
J18_0372B28: 爲他寫去。展轉而東。先是師翁遺訓一卷。從事於四
J18_0372B29: 休庵主。故命之續住持訓。此亦東漸。當時騰譽大
J18_0372B30: 僧正。在無量山日。讀之以爲有益。初鏤梓之武城
J18_0372B31: 焉。華頂山迎譽大僧正。亦慫慂之甚。後重刻京師
J18_0372B32: 焉。且去辛卯。靈山唯仰大和尚。翻刻日課勸導
J18_0372B33: 記。印施有信焉。是以二書。東西大弘。師翁宿
J18_0372B34: 志。不期滿足。可謂附騏尾之大幸也哉。亦復行業

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