浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0535A01: | 圓光大師行狀畵圖翼贊卷三十五 |
J16_0535A02: | |
J16_0535A03: | 事義 |
J16_0535A04: | |
J16_0535A05: | 傳本第三十五 |
J16_0535A06: | 三月廿六日。讃岐國鹽飽の地頭。駿河權守高階保遠 |
J16_0535A07: | 入道西忍か舘につき給にけり。西忍去夜の夢に。滿 |
J16_0535A08: | 月輪のひかり赫奕たるが。たもとにやとると見て。 |
J16_0535A09: | あやしみ思ひけるに。上人入御ありけれは。この事 |
J16_0535A10: | なりけりと思ひあはせけり。藥湯をまふけ。美膳を |
J16_0535A11: | ととのへ。さまさまにもてなしたてまつる。 |
J16_0535A12: | ●鹽飽ハ扇島小豆島ト相並ヘル小島ナリ●入道西忍未考東鑑嘉禎元年寬喜二年ノ紀ニ駿河入道ト云アリ太平記に鹽飽入道高階時遠ト云アリ若ハ此一族ナル歟 |
J16_0535A13: | ●地頭ハ文治元年賴朝卿奏聞ヲ經テ宣下ヲ蒙リ諸 |
J16_0535A14: | 國ニ地頭ヲ置テ政務ヲ沙汰セシム東鑑ニ見エタリ |
J16_0535A15: | ●高階保遠ハ太平記ニ高階時遠ト云者アリ是其祖 |
J16_0535A16: | ト聞エタリ●赫奕ハ火盛也赫火赤貌奕盛也字彚●藥 |
J16_0535B17: | 湯ヲマフケ九卷傳ニ溫室ヲイトナミトアリ藥湯ハ |
J16_0535B18: | 五木八草湯ノ類ナルベシ又九卷傳ニ此時上人詠歌 |
J16_0535B19: | マシマセルトテ極樂モカクヤアルランアラタノシ |
J16_0535B20: | ハヤマイラバヤ南無阿彌陀佛●モテナシハ饗ノ字 |
J16_0535B21: | ナリ日本紀ニハミアヘスト訓リ詩經ノ彤弓ニ鐘鼓 |
J16_0535B22: | 既設一朝饗之ト |
J16_0535B23: | 上人念佛往生の道こまかにさづけ給けり。中にも不 |
J16_0535B24: | 輕大士の。杖木瓧石をしのびて。四衆の縁をむすび |
J16_0535B25: | 給しがごとく。いかなるはかり事をめぐらしても。 |
J16_0535B26: | 人をすすめて念佛せしめたまへ。あへて人のために |
J16_0535B27: | は侍らぬぞと。かへすかへす附屬し給けれは。ふかく |
J16_0535B28: | おほせのむねをまもるべきよしをぞ申ける。そのの |
J16_0535B29: | ちは自行化他。念佛のほか他事なかりけり。 |
J16_0535B30: | 畫圖 |
J16_0535B31: | ●不輕大士ハ一切有情ミナ佛性アリサレバ男女貴 |
J16_0535B32: | 賤牛馬六畜ヲエラハズ禮拜シテ過サセ給ケルニ愚 |
J16_0535B33: | 人コレヲ慢リテ此大士狂亂セルヤトテ杖ヲアテ石 |