浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0491A01: | 譁コレ物ノカシカマシキヲ云今俗ニ鬪諍ヲ云ハ物 |
J16_0491A02: | イヒアラソヒテカマヒスシキ故ニヤ蜀都賦ニ諠譁 |
J16_0491A03: | 鼎沸●貪欲瞋恚愚癡ミナ人ヲ損スル事毒ノ如シ |
J16_0491A04: | ●煩惱五蘊死天四ミナ佛道ヲサヘテ行者ヲナヤマ |
J16_0491A05: | スヲ魔トハ名ツクルナリ大論ノ第五ニ見エタリ |
J16_0491A06: | 爰小僧幼年の昔より衰暮の今にいたるまて。自行を |
J16_0491A07: | ろそかなりといへども本願をたのみ。罪業おもしと |
J16_0491A08: | いへとも往生をねがふ。うまずをこたらずして。四 |
J16_0491A09: | 十餘廻の星霜ををくり。いよいよもとめ。いよいよ |
J16_0491A10: | すすみて。數百萬遍の佛號をとなふ。頃年よりこの |
J16_0491A11: | かた。病せまり命あやうし。歸泉ちかきにあり。淨 |
J16_0491A12: | 土の敎迹。此時にあたりて滅亡しなんとす。これを |
J16_0491A13: | 見これを聞て。いかでかたへいかてかしのばん。三 |
J16_0491A14: | 尺の秋の霜肝をさき。一寸の赤㷔むねをこがす。天 |
J16_0491A15: | にあふきて嗚咽し。地をたたきて愁悶す。何况上人 |
J16_0491A16: | 小僧にをきて。出家の戒師たり。念佛の先達たり。 |
J16_0491A17: | 罪なくして濫刑をまねき。つとめありて重科に處せ |
J16_0491B18: | は。法のため身命を惜へからず。小僧かはりて罪を |
J16_0491B19: | うくへし。もて師範のとがをつくのはんとおもふ。 |
J16_0491B20: | もて淨土の敎をまもらんとおもふままのみ。死罪死 |
J16_0491B21: | 罪敬白取詮 |
J16_0491B22: | 十一月十三日 專修念佛沙門圓證 |
J16_0491B23: | 前大僧正御房 |
J16_0491B24: | ●凡受戒シテ五夏ヲ滿スルヲ大僧ト云是ニ對シテ |
J16_0491B25: | 四夏ヨリ以下ハ小僧ナルヘシ律中ニ阿難攝衆無 |
J16_0491B26: | 法迦葉訶言年少名義集第五殿下ハ建仁二年御出家ア |
J16_0491B27: | リケレハ僧トハ云ナリ今此ニ小僧トハ只御卑下ノ |
J16_0491B28: | 詞也強ニ律ノ大小僧ノ沙汰ニハ及ハス●曲禮ニ人 |
J16_0491B29: | 生十年曰幼●衰老ノ晩トテ四十以後ヲ云ナリ四 |
J16_0491B30: | 十ヨリ血氣始テヲトロフ素問ユヘニ四十ノ後ヲ衰老 |
J16_0491B31: | ト云頌疏八意也心地觀經六云我觀身心念念衰老其息 |
J16_0491B32: | 出已更不復入沈休文別范安成詩云及爾同衰 |
J16_0491B33: | 暮此時殿下御年五十六系圖等ナリ禮記ノ内則云五 |
J16_0491B34: | 十始衰釋要鈔ニハ五十已去並曰衰年ト白氏文 |