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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0454A01: ニハ孔子老子ノ道アリ都テ因果ヲ撥無スルノ敎ア
J16_0454A02: ルヲミナ外道ト云ナリ日本ニハ神道アリテ佛道ノ
J16_0454A03: 外ノ敎アレトソレナヲ和光同塵化物ノ方便ニシテ
J16_0454A04: 終ニハ佛道ニ誘引セントノ善巧ナレハ垂迹神明
J16_0454A05: ノ利生ハ佛法ニ異ナラスサレハ日本ニハ外道ナシ
J16_0454A06: ト云ナリ此旨粗第二十卷ノ終ニ見エタリ●心ニ彌
J16_0454A07: 陀ノ願ヲシレハ身カナラス極樂ニ往生ストハ源流
J16_0454A08: 凝然云幸西大德立一念義言一念者佛智一念正
J16_0454A09: 指佛心爲念心凡夫信心冥會佛智佛智一念是
J16_0454A10: 彌陀本願行者信念與佛心相應心契佛智願力一
J16_0454A11: 念能所無二信智唯一念念相續決定往生乃至廣説
J16_0454A12: セリ
J16_0454A13: 風聞の説もし實ならは。皆以虚言なり。迷者をあは
J16_0454A14: れまんがために。今誓言をたつ。貧道もしこれを秘
J16_0454A15: して。いつはりてこのむねをのべ。不實のことをし
J16_0454A16: るさは。十方の三寳。まさに知見をたれ。毎日七萬
J16_0454A17: 遍の念佛むなしくその利益をうしなはん。圓頓行者
J16_0454B18: の。はしめより實相を縁する。六度萬行を修して無
J16_0454B19: 生忍に至る。いつれの法か。行なくして證をうる
J16_0454B20: や。乞願はこの疑網に墮せんたぐひ。邪見の稠林を
J16_0454B21: 切て。正直の心地をみかき。將來の鐵城をのがれ
J16_0454B22: て。終焉の金臺にのほるへし。胡國程遠し。思を雁
J16_0454B23: 札に通す。北陸境遙なり。心を像敎にひらくへし。
J16_0454B24: 山川雲かさなりて面を千萬里の月にへたつれとも。
J16_0454B25: 化導縁あつくして膝を一佛土の風にちかづけん。子
J16_0454B26: 細端多し。毛擧にあたはざるのみ。
J16_0454B27: 承元三年六月十九日 沙門源空云云取詮
J16_0454B28: ●疑網ハ疑ノ人ヲ生死ニコムルコト網ノ如シ法華玄賛
J16_0454B29: トソ●稠ハ曲レル木也ウバラカラタチノ類ヲ云ナ
J16_0454B30: リ弘決十云見心不止難出生死猶如曲木ト邪
J16_0454B31: 見ノ稠林生死ノ稠林ナト經論ニ散在セリ●將來
J16_0454B32: ハ當來ナリ文選ノ注ニ將來謂自古至今ト魏文帝
J16_0454B33: 賜鐘繇書ニ有稱疇昔流聲將來トミナユ
J16_0454B34: クサキノ事ヲ將來ト云ナリ●鐵城ハ地獄ナリ正法

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