浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0454A01: | ニハ孔子老子ノ道アリ都テ因果ヲ撥無スルノ敎ア |
J16_0454A02: | ルヲミナ外道ト云ナリ日本ニハ神道アリテ佛道ノ |
J16_0454A03: | 外ノ敎アレトソレナヲ和光同塵化物ノ方便ニシテ |
J16_0454A04: | 終ニハ佛道ニ誘引セントノ善巧ナレハ垂迹神明 |
J16_0454A05: | ノ利生ハ佛法ニ異ナラスサレハ日本ニハ外道ナシ |
J16_0454A06: | ト云ナリ此旨粗第二十卷ノ終ニ見エタリ●心ニ彌 |
J16_0454A07: | 陀ノ願ヲシレハ身カナラス極樂ニ往生ストハ源流 |
J16_0454A08: | 章凝然云幸西大德立一念義言一念者佛智一念正 |
J16_0454A09: | 指佛心爲念心凡夫信心冥會佛智佛智一念是 |
J16_0454A10: | 彌陀本願行者信念與佛心相應心契佛智願力一 |
J16_0454A11: | 念能所無二信智唯一念念相續決定往生乃至廣説 |
J16_0454A12: | セリ |
J16_0454A13: | 風聞の説もし實ならは。皆以虚言なり。迷者をあは |
J16_0454A14: | れまんがために。今誓言をたつ。貧道もしこれを秘 |
J16_0454A15: | して。いつはりてこのむねをのべ。不實のことをし |
J16_0454A16: | るさは。十方の三寳。まさに知見をたれ。毎日七萬 |
J16_0454A17: | 遍の念佛むなしくその利益をうしなはん。圓頓行者 |
J16_0454B18: | の。はしめより實相を縁する。六度萬行を修して無 |
J16_0454B19: | 生忍に至る。いつれの法か。行なくして證をうる |
J16_0454B20: | や。乞願はこの疑網に墮せんたぐひ。邪見の稠林を |
J16_0454B21: | 切て。正直の心地をみかき。將來の鐵城をのがれ |
J16_0454B22: | て。終焉の金臺にのほるへし。胡國程遠し。思を雁 |
J16_0454B23: | 札に通す。北陸境遙なり。心を像敎にひらくへし。 |
J16_0454B24: | 山川雲かさなりて面を千萬里の月にへたつれとも。 |
J16_0454B25: | 化導縁あつくして膝を一佛土の風にちかづけん。子 |
J16_0454B26: | 細端多し。毛擧にあたはざるのみ。 |
J16_0454B27: | 承元三年六月十九日 沙門源空云云取詮 |
J16_0454B28: | ●疑網ハ疑ノ人ヲ生死ニコムルコト網ノ如シ法華玄賛 |
J16_0454B29: | トソ●稠ハ曲レル木也ウバラカラタチノ類ヲ云ナ |
J16_0454B30: | リ弘決十云見心不止難出生死猶如曲木ト邪 |
J16_0454B31: | 見ノ稠林生死ノ稠林ナト經論ニ散在セリ●將來 |
J16_0454B32: | ハ當來ナリ文選ノ注ニ將來謂自古至今ト魏文帝 |
J16_0454B33: | 賜鐘繇書ニ有稱疇昔流聲將來トミナユ |
J16_0454B34: | クサキノ事ヲ將來ト云ナリ●鐵城ハ地獄ナリ正法 |