浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0390A01: | 圓光大師行狀畵圖翼贊卷二十五 |
J16_0390A02: | |
J16_0390A03: | 事義 |
J16_0390A04: | |
J16_0390A05: | 傳本第二十五 |
J16_0390A06: | 勸化上都にさかりにして。道德邊鄙におよびしか |
J16_0390A07: | ば。鎌倉の二品禪尼。金剛戒歸依もともふかくして。 |
J16_0390A08: | 蓮上房尊覺を使として。念佛往生の事尋申されたり |
J16_0390A09: | けれは。彼御返事云。御文くはしく承候ぬ。さては |
J16_0390A10: | 念佛の功德をば。佛も説盡しがたしとのたまへり。 |
J16_0390A11: | 又智惠第一の舍利弗。多聞第一の阿難も。念佛の功 |
J16_0390A12: | 德はしりがたしとのたまひし。廣大の善根にて候へ |
J16_0390A13: | は。まして源空なんと。申つくすへしとも覺候は |
J16_0390A14: | す。彌陀の昔ちかひ給し本願は。あまねく一切衆生 |
J16_0390A15: | のためなれは。有智無智。有罪無罪。善人惡人。持 |
J16_0390A16: | 戒破戒。たときいやしき。おとこ女もへだてず。も |
J16_0390A17: | しは佛の在世の衆生。若は佛の滅後の衆生。若は釋 |
J16_0390A18: | 迦の末法萬年の後。三寳みなうせて後の衆生まで |
J16_0390B19: | も。たた念佛ばかりこそ。現當の祈になり候めれ。 |
J16_0390B20: | このゆへに。來て往生の道をたづね候人には。有智 |
J16_0390B21: | 無智を申さず。一すぢに專修念佛を勸候なり。まし |
J16_0390B22: | て左樣に。專修念佛を申ととめなんとつかまつる人 |
J16_0390B23: | は。佛法のまなこしゐて。解脱をうしなへる。闡提 |
J16_0390B24: | の輩なり。いかに申候とも。御變改候へからず。強 |
J16_0390B25: | に信ぜざらん人を御すすめ候べからず。佛もかなひ |
J16_0390B26: | 給はざる事なり。 |
J16_0390B27: | ●二品禪尼政子北條四郞平時政女右大將賴朝卿之後室賴家實朝之母也建保六年十月十三日從二位ニ叙ス因テ二品禪尼ト號ス正治元年賴朝逝去ノ時尼トナル●蓮上房尊覺トハ號尊覺人一二ニアラス何レカ此人ト云事ヲシラス或宗派ニ乘圓房道忠倶舍受摠慧法相以蓮上房得業爲師云云又千載集ノ作者ニ蓮上房ト云アリ又建久三年靈山寺不斷念佛ノ結衆十二人ノ中ニ蓮乘房ト號スルアリ |
J16_0390B28: | ●西都賦ニ西遷作我上都都美也天子所居曰都 |
J16_0390B29: | 都者鄙之對字書トアリ上都トハ褒美シテ云詞ナリ上 |
J16_0390B30: | 京班固ガ叙傳上邦吳都ノ賦トモ云フ俗ニ京ヲ上方ト云モ此意 |