浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0337A01: | 行者ハ往生未定故ニ能能可勵也ト云可依何 |
J16_0337A02: | 義耶蓮華谷答云各有其理若依敎掟者決定ト |
J16_0337A03: | 可思若依未得證邊者決定往生最相勵ヘキ也 |
J16_0337A04: | 云云凖之案之和漢人師等就聖敎明文雖取決 |
J16_0337A05: | 定信其證ナキ間ハ或決得否或占之給也又蓮華 |
J16_0337A06: | 谷終焉ノ夕往生ヲ不遂ト歎給善知識求佛房問云 |
J16_0337A07: | 念佛往生ハ聖敎分明也又日比モ人問時ハ決定ト可 |
J16_0337A08: | 思ト令敎化給何今御歎候耶ト僧都答云聖敎ニ |
J16_0337A09: | ハ眞實作意勝解作意ト云事候也勝解作意者地ヲ水 |
J16_0337A10: | ト思ヒ水ヲ地ト思フ等是也眞實作意者即水ヲ水ト |
J16_0337A11: | 思フ等也我依聖敎掟思往生決定是勝解作意也 |
J16_0337A12: | 然未得其證未見聖迎爭發眞實作意然而 |
J16_0337A13: | 依勝解作意終發眞實作意可往生也我未發 |
J16_0337A14: | 眞實作意故歎也云云然而臨終正念被往生畢トア |
J16_0337A15: | リ即斯謂歟 |
J16_0337A16: | 或人上人の申させ給ふ御念佛は。念念ごとに佛の御 |
J16_0337A17: | 心にかなひ候らんなと申けるを。いかなれはと上人 |
J16_0337B18: | かへしとはれければ。智者にておはしませは。名號 |
J16_0337B19: | の功德をもくはしくしろしめし。本願の樣をもあき |
J16_0337B20: | らかに御心得あるゆへにと申けるとき。汝本願を信 |
J16_0337B21: | ずる事まだしかりけり。彌陀如來の本願の名號は。 |
J16_0337B22: | 木こり草かり。菜つみ水くむたぐひごときのもの |
J16_0337B23: | の。内外ともにかけて。一文不通なるがとなふれ |
J16_0337B24: | は。必むまると信じて。眞實にねかひて。常に念佛 |
J16_0337B25: | 申を最上の機とす。もし智惠をもちて生死をはなる |
J16_0337B26: | べくは。源空いかてかかの聖道門をすてて。この淨 |
J16_0337B27: | 土門に趣へきや。聖道門の修行は。智惠をきはめて |
J16_0337B28: | 生死をはなれ。淨土門の修行は。愚癡にかへりて極 |
J16_0337B29: | 樂にむまるとしるべしとぞ仰られける。 |
J16_0337B30: | ●マタシハ未ノ字ナリ論語ノ季氏ニ子亦有異聞 |
J16_0337B31: | 乎對曰未也源氏ニハクロメモマタシカリケルヲ |
J16_0337B32: | 末摘花ナトアリ古今ニイセサツキコハナキモフリナ |
J16_0337B33: | ン時鳥マタシキ程ノ聲ヲキカハヤ●木コリ艸カリ |
J16_0337B34: | 菜ツミ水クムタクヒコトキモノトハ拾遺集ニ大 |