浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0239A01: | 同シ何トナク物ニヨソヘテ異見スルヲ云ナリ漢ノ |
J16_0239A02: | 王式カ詩諫ノ類ナリ詩經三百篇モ亦皆諷諫ナリト |
J16_0239A03: | ソ韋孟カ諷諫詩序ニ戊荒婬不遵道作詩諷諫ト |
J16_0239A04: | ●消息ハ易ノ字ナリ莊老ノ書ニモ往往ニ見エテ陰 |
J16_0239A05: | 陽往來ノ事ヲ云リ此二字アリサマ日本記トモ訓シタ |
J16_0239A06: | リ思フコト文體ニ書アラハシテ互ニ往來スルヲ消 |
J16_0239A07: | 息ト云ナリ文選ノ李善カ注ニ見エタリ壒囊抄等孝謙天 |
J16_0239A08: | 皇寳龜七年三月進唐國消息并在唐我使藤原朝臣 |
J16_0239A09: | 河淸等書續日本記亦有親情滿故郷潜來更不通 |
J16_0239A10: | 消息白氏文集四ナトアテ皆書狀ノ事ヲ云字彙ニ消息音 |
J16_0239A11: | 信也ト |
J16_0239A12: | ●易剝卦云君子尚消息盈虚豐卦云天地盈虚與時消息注ニ消息ハ謂進退ヲ●李善云消言往也事既往故消息言來也使無所求故曰息也 |
J16_0239A13: | われ佛を念ずれば。佛我を照し給ふ。光明我をてら |
J16_0239A14: | せば。罪障きえずといふことなし。藥王樹にふるる |
J16_0239A15: | ものは。毒なれどもくすりとなる。光りをかうふら |
J16_0239B16: | んもの。たれか罪障ののこりあらん。かくばかりや |
J16_0239B17: | すき行を。無數劫のあひだ思よらざりけるかなしさ |
J16_0239B18: | よ。時過たる智惠禪定を修せんよりも。利益現在な |
J16_0239B19: | る光明名號を稱念すべし。一行すなはち一切行なれ |
J16_0239B20: | ば。念佛の一行に。諸行ことごとくをさまり。一念 |
J16_0239B21: | すなはち無量念なれば。一稱彌陀なにの不足かあら |
J16_0239B22: | ん。法界宮にいらんとおもはば。極樂の東門よりい |
J16_0239B23: | れ。法身體を證せんとおもはば。彌陀の名號をとな |
J16_0239B24: | ふべし。道綽は講説をすてて一向に念佛になり。善 |
J16_0239B25: | 導は雜行をきらひて專修をすすむ。占畐の林に入ぬ |
J16_0239B26: | れば餘香をかがず。淨名の室に入ぬれは。功德の香 |
J16_0239B27: | をのみかぐ。この山にいらん人は。たた念佛の香を |
J16_0239B28: | のみかぎ。念佛のこゑをのみきくことになし候はば |
J16_0239B29: | や。取詮文治二年十二月廿九日。護摩堂尼御前へと云云 |
J16_0239B30: | 法印專修の身となり。念佛を行とし給し事。この消 |
J16_0239B31: | 息に明かなり。 |
J16_0239B32: | ●眞如堂縁起ニ如來由中ノ禪尼ニ示シ給御歌トキスキテ益ナキ |