浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0219A01: | 野宮左大臣公繼公は。師弟の契あさからざるによりて。 |
J16_0219A02: | 興福寺の衆徒上人の念佛興行をそねみ申て。奏聞に |
J16_0219A03: | 及し時は。上人ならびに弟子。權大納言公繼公を遠流 |
J16_0219A04: | せらるへき由申狀をささぐといへども。さらに其心 |
J16_0219A05: | ざしをあらためず。專修のつとめをこたる事なくし |
J16_0219A06: | て。生年五十三嘉祿三年正月廿三日に職を辭し。同 |
J16_0219A07: | じき三十日に種種の奇瑞をあらはして往生をとけ。 |
J16_0219A08: | いまに末代の美談となり給へり。すべて月卿雲客の |
J16_0219A09: | 中に。化導に歸する人おほく侍りしかとも。しげき |
J16_0219A10: | によりてのせず。 |
J16_0219A11: | ●左大臣公繼公ハ定實公之長男母ハ上西門院ノ女房也貞應三年十二月二十五日左大臣トナル●嘉祿三年改元安貞ハ後堀川院即位六年也 |
J16_0219A12: | 畫圖 |
J16_0219A13: | |
J16_0219A14: | |
J16_0219A15: | |
J16_0219A16: | |
J16_0219A17: | 卷十二終 |
J16_0219B18: | 圓光大師行狀畵圖翼贊卷十三 |
J16_0219B19: | |
J16_0219B20: | 事義 |
J16_0219B21: | |
J16_0219B22: | 傳本第十三 |
J16_0219B23: | 聖護院無品親王靜惠御違例の時。醫療術をつくさる |
J16_0219B24: | といへとも。しるしなかりければ。門徒の上總宰相 |
J16_0219B25: | 僧正行舜。大貳僧正公胤以下の人人。信讀の大般若 |
J16_0219B26: | 經を轉讀して。祈禱をいたさる。この人人はみな佛 |
J16_0219B27: | 家の鸞鳳。僧中の龍象なりき。しかれども。すてに |
J16_0219B28: | あやうくおはしましければ。この人人をさしをかれ |
J16_0219B29: | て上人を招請せられしに。御使二度まてはかたく辭 |
J16_0219B30: | 退してまいりたまはず。第三度の御使に。宰相律師 |
J16_0219B31: | 實昌と云人來臨して。理をまげて一度まいりたまひ |
J16_0219B32: | て。念佛の事申きかさせ給へとて。引立る樣にせし |
J16_0219B33: | かは。まことに往生しましますべき人にてもや御坐 |
J16_0219B34: | すらんとて。やがて律師の車にのり具して。まいり |
J16_0219B35: | たまひぬ。親王御對面ありて。いかかしてこのたひ |