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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0176A01: 峰作鈔釋之最爲詳盡●覺賢三藏飜譯ノコト委
J16_0176A02: クハ梁高僧傳第二卷ニアリ此三藏ハ廬山十八賢ノ
J16_0176A03: 隨一ニテオハセシカ義熙十四年ニ六十華嚴ヲ飜譯
J16_0176A04: シ給ヘリ此時カカル不思議ノ事トモノアリケルト
J16_0176A05: ソ觀佛三昧經等凡ソ十五部ヲ譯出マシマシテ後ニ
J16_0176A06: ハ淨土門ニ入テ蓮社ノ衆トナリ宋ノ元嘉年中ニ念
J16_0176A07: 佛シテ遷化シ給ヘリシヲ廬山ノ北嶺ニ葬リ申セル
J16_0176A08: トナリ●ユユシク是ハ目出度世ニ勝レタル心ナリ
J16_0176A09: 二人丸又第十九卷ニユユシク御氣色カハリテ萬葉ニ
J16_0176A10: 由由志恐伎墨吉乃トコレハキトシテ恐オホキナ
J16_0176A11: リ又ユヘユヘシキ心又イマイマシキ心細流ト此詞文
J16_0176A12: 中ニ往往ナリ處處意義一樣ナラス此ニ諸説ヲアケ
J16_0176A13: テ餘ハミナ略ス
J16_0176A14: 上西門院ふかく上人に歸しましまして。念佛の御志
J16_0176A15: あさからさりけり。或時上人を請じ申されて。七箇
J16_0176A16: 日のあひだ説戒あり。圓戒の奧旨をのべ給に。一の
J16_0176A17: くちなは。からがきの上に。七日のあひた。はたら
J16_0176B18: かすして。聽聞の氣色なり。見る人あやしみおもふ
J16_0176B19: ほどに。結願の日にあたりて。かのくちなは死せり。
J16_0176B20: そのかしらの中より。一の蝶いでで。そらにのほる
J16_0176B21: と見る人もあり。天人のかたちにて。のぼると見る
J16_0176B22: 人もありけり。昔惠表比丘武當山にして。元無量義
J16_0176B23: 經を講讀せしに。こゑをきく靑雀歡喜苑に生ぜり。
J16_0176B24: かの先蹤をおもふに。この小虵も。大乘の結縁によ
J16_0176B25: りて。天上にむまれ侍けるにや。
J16_0176B26: ●上西門院統子ハ鳥羽院第十一皇女御母ハ待賢門院崇德近衛後白川及覺快親王等御妹ナリ平治元年院號●惠表比丘三寶感應錄ニ靑雀聞經縁載云出齊記又見法華文句三之一同記二●武當山ハ均州武當郡ニアリ●元無量義經一卷蕭齊天竺三藏〓摩伽陀耶舍譯●倶舍論十一云須彌山頂有宮名善見是天帝釋所都大城城外四面四苑莊嚴是彼諸天共遊戯處車衆苑二麁惡苑三雜林苑四喜林苑極妙境界並集此苑觀此無厭名喜林也起世經有大園林名曰歡喜周廻一千由旬
J16_0176B27: 畫圖
J16_0176B28: ●上西門院ハ鳥羽院ノ皇女母ハ待賢門院ナリ永曆

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