浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0120A01: | 之狀因號天台比叡山ハ彼天台山ヲ移シテ智者 |
J16_0120A02: | 大師ノ遺風ヲ仰ケレハ台嶺トハ云ナリ佛祖統紀云 |
J16_0120A03: | 日本國最澄遠來求法既泛舸東還指一山爲天 |
J16_0120A04: | 台道邃ノ傳ニ附ス釋門正統全同之●杜氏通典云吳有戸部而晋有 |
J16_0120A05: | 度支皆主算計隋始有度支尚書開皇三年改 |
J16_0120A06: | 度支爲民部度者計也支分也計分年貢雜物之 |
J16_0120A07: | 義也或云俗語支度之義也一年中所用雜糓悉所 |
J16_0120A08: | 調置之義也ト三代實錄第二貞觀元年紀云宜下知 |
J16_0120A09: | 五畿七道諸國修理部内諸寺堂塔其料充寺家田 |
J16_0120A10: | 園地若無田園者勘錄支度帳言上續日本紀第三 |
J16_0120A11: | 慶雲三年紀云支度年料分充民部白氏文集卅六ニ |
J16_0120A12: | ハ歳要衣三對年支糓一囷ト●シカルヘキ事 |
J16_0120A13: | ニヤアリケントハカクナウテ叶ハヌ宿縁ニコソア |
J16_0120A14: | ラメトナリ源氏ニサルヘキニコソオハスラメ竹河抄 |
J16_0120A15: | ニ御宿世ニコソトナリト●華洛ヲイソクトハ上洛 |
J16_0120A16: | セン事ヲ急也京都ヲ中花洛陽花城京洛ナトイヘハ |
J16_0120A17: | ナリ |
J16_0120B18: | 觀覺よろこびてこの兒を相具して。母の所に行きて |
J16_0120B19: | ことのよしをかたる。兒童母儀をこしらへていはく。 |
J16_0120B20: | うけがたき人身をうけ。あひがたき佛敎にあふ。眼 |
J16_0120B21: | のまへの無常を見て。夢の中の榮耀をいとふべし。 |
J16_0120B22: | 就中亡父の遺言。耳の底にとどまりて。心のうちに |
J16_0120B23: | わすれす。はやく四明にのぼりて。すみやかに一乘 |
J16_0120B24: | をまなぶへし。但し母世にいまさん程は。晨昏の禮 |
J16_0120B25: | をいたし。水菽の孝をつとむへしといへとも。有爲 |
J16_0120B26: | をいとひ無爲にいるは。眞實の報恩なりといへり。 |
J16_0120B27: | 一旦の別離をかなしみ。永日の悲歎をのこし給事な |
J16_0120B28: | かれと再三なくさめ申す。 |
J16_0120B29: | ●東國通鑑高麗元宗紀ニ問其事由●左傳ニ幣重 |
J16_0120B30: | 而言甘誘我也源氏ニナノタマヒナシソトコ |
J16_0120B31: | シラヘテ槇柱ノ卷抄ニイヒナタムルナリ後拾遺ニ化城 |
J16_0120B32: | 喩品ヲ赤染衛門コシラヘテカリノ宿リニヤスメス |
J16_0120B33: | ハマコトノ道ヲイカテ知マシ●白氏文集十云眼前 |
J16_0120B34: | 故人少頭上白髮多續後拾遺ニ圓光院入道メノマヘ |