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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0120A01: 之狀因號天台比叡山ハ彼天台山ヲ移シテ智者
J16_0120A02: 大師ノ遺風ヲ仰ケレハ台嶺トハ云ナリ佛祖統紀云
J16_0120A03: 日本國最澄遠來求法既泛舸東還指一山爲天
J16_0120A04: 道邃ノ傳ニ附ス釋門正統全同之●杜氏通典云吳有戸部而晋有
J16_0120A05: 度支皆主算計隋始有度支尚書開皇三年改
J16_0120A06: 度支爲民部度者計也支分也計分年貢雜物之
J16_0120A07: 義也或云俗語支度之義也一年中所用雜糓悉所
J16_0120A08: 調置之義也ト三代實錄第二貞觀元年紀云宜下知
J16_0120A09: 五畿七道諸國修理部内諸寺堂塔其料充寺家田
J16_0120A10: 園地若無田園者勘錄支度帳言上續日本紀第三
J16_0120A11: 慶雲三年紀云支度年料分充民部白氏文集卅六
J16_0120A12: ハ歳要衣三對年支糓一囷ト●シカルヘキ事
J16_0120A13: ニヤアリケントハカクナウテ叶ハヌ宿縁ニコソア
J16_0120A14: ラメトナリ源氏ニサルヘキニコソオハスラメ竹河
J16_0120A15: ニ御宿世ニコソトナリト●華洛ヲイソクトハ上洛
J16_0120A16: セン事ヲ急也京都ヲ中花洛陽花城京洛ナトイヘハ
J16_0120A17: ナリ
J16_0120B18: 觀覺よろこびてこの兒を相具して。母の所に行きて
J16_0120B19: ことのよしをかたる。兒童母儀をこしらへていはく。
J16_0120B20: うけがたき人身をうけ。あひがたき佛敎にあふ。眼
J16_0120B21: のまへの無常を見て。夢の中の榮耀をいとふべし。
J16_0120B22: 就中亡父の遺言。耳の底にとどまりて。心のうちに
J16_0120B23: わすれす。はやく四明にのぼりて。すみやかに一乘
J16_0120B24: をまなぶへし。但し母世にいまさん程は。晨昏の禮
J16_0120B25: をいたし。水菽の孝をつとむへしといへとも。有爲
J16_0120B26: をいとひ無爲にいるは。眞實の報恩なりといへり。
J16_0120B27: 一旦の別離をかなしみ。永日の悲歎をのこし給事な
J16_0120B28: かれと再三なくさめ申す。
J16_0120B29: ●東國通鑑高麗元宗紀ニ問其事由●左傳ニ幣重
J16_0120B30: 而言甘誘我也源氏ニナノタマヒナシソトコ
J16_0120B31: シラヘテ槇柱ノ卷抄ニイヒナタムルナリ後拾遺ニ化城
J16_0120B32: 喩品ヲ赤染衛門コシラヘテカリノ宿リニヤスメス
J16_0120B33: ハマコトノ道ヲイカテ知マシ●白氏文集云眼前
J16_0120B34: 故人少頭上白髮多續後拾遺ニ圓光院入道メノマヘ

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