—永正四年(一五〇七)一月一五日。伝蓮社曜誉。字あざなは大愚。肥前の人。了暁の後継者として飯沼弘経寺の三世となり、二三年間住職を務める。明応九年(一五〇〇)に一誉宗悦に譲る。肥前国で浄円寺、聖光寺、大乗寺と高福寺を建立した。また三河国信光明寺を、相模国小田原に本誓寺と大蓮寺をそれぞれ開山した。
【資料】『総系譜』中、『飯沼弘経寺志』
【執筆者:田中芳道】