しんらんせいかんねんぶつぼうとうしんじんにつきそうろんのさいおおせられけるおことば/親鸞勢観念仏房等信心につき相論の際仰せられける御詞
親鸞と勢観房源智・念仏房良鎮等との論争の際に法然が示した言葉。『親鸞勢観念仏房等相論の際仰せられける御詞』ともいう。親鸞の「自分の信心も、師法然の信心も変わりはない」との発言に対し、源智や念仏房が「そんなことはない」と反論、その際、法然自ら「私の信心も親鸞の信心も上下の別はない」と語ったことが記されている。
【所収】昭法全七五八~九、『歎異抄』
【執筆者:編集部】