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良正院

提供: 新纂浄土宗大辞典

りょうしょういん/良正院

京都市東山区林下町。京都教区№一三三。知恩院の元塔頭たっちゅう。もと浩翁軒と称し、寛永八年(一六三一)誉宗把が住持のとき、鳥取侯池田忠雄ただかつの母(徳川家康の次女督姫)良正院殿の香花所と定めるに及んで名を良正院と改める。鶯張りの廊下を有する本堂と表門は国重要文化財に指定されており、また境内には細井照道により福祉法人大照学園がつくられた。さらに門前には桜井忠温ただよしの書による「こゝはお国を何百里」の戦友歌碑がある。


【資料】『華頂誌要』(浄全一九)


【執筆者:兼岩和広】