一紙。袋中が著した『浄土血脈論』の序説を記した短文。慶長六年(一六〇一)ごろ袋中の作と推定される。浄土宗においても諸宗と同様に釈尊から続く伝灯相承の系譜があることを力説し、『無量寿経』に説く五十三仏を記し、浄土宗の伝灯血脈を述べている。
【所収】続浄一〇
【参考】横山重『琉球神道記 弁蓮社袋中集』(角川書店、一九七〇)
【参照項目】➡浄土血脈論
【執筆者:𠮷水成正】