仏教における弟子。また法のうえの弟、つまり弟おとうと弟子をさす。『瑜伽論』四〇には、「此より已後、応に是の言を作るべし。汝是の如き名の善男子よ、或は法弟よ。我が所に於いて諸菩薩の一切の学所を受け、諸菩薩の一切の浄戒を受けんと欲す」(正蔵三〇・五一四下)とあり、法弟を善男子と併記して述べている。
【参照項目】➡法兄、法嗣
【執筆者:薊法明】