僧階の一。浄土宗における第一級の僧階。「僧階、教階及び学階査定に関する規程」(宗規第七八号)では、進級には僧正叙任後一三年を経過し、年齢が六五歳以上であることを基本条件とするほか、三〇〇点以上の功績点を有し、功績委員会の議を経なければならないことを叙任要件としている。法衣の色は紫色と定められているが、特に浄土門主の允許いんきょを得たときは、緋衣を被着することができる。
【参照項目】➡僧階三
【執筆者:石田一裕】