僧侶が用いる椅子。法要のとき導師などが用いる。中国より禅宗の僧がもたらした。肘掛けから背板が曲線になっているところからこの名がある。四本の脚は二本ずつ交叉し、腰を掛けるところは大抵皮張りであるが、畳座で四脚のものもある。全体は朱か黒の漆塗りで、金メッキした金具で装飾が施されている。
【執筆者:太田正敬】