一丈(約三メートル)四方の部屋のことで寺院の住持が住む所。特に禅宗で用いた語である。維摩居士が方丈の室に住んでいたという説による。現在では、知恩院の大方丈・小方丈のように客間をも意味し、また寺院の住職の呼称ともなっている。
【執筆者:編集部】