三〇巻。伝皇円著。神武天皇から堀河天皇の寛治八年(一〇九四)までの歴史書。帝王系図を基として、僧伝や縁起類などの仏教関係の記事を抄録する。多くの引用記事に、現存しない出典が註記されており、本書の史的意義は大きい。
【所収】『新訂増補国史大系』一二
【参照項目】➡皇円
【執筆者:西村玲】