一巻。文政三年(一八二〇)刊。徳本の誕生、出家、教化、浄土帰入の行状を編年体で讃詠した和讃。『略伝集』に大基の校訂出版として『徳本行者行状和讃』が挙げられており、また『徳本行者伝』中に、大基は常に徳本のもとを離れず、説法のたびに維那を勤めていたとされていることから、門弟大基の作と考えられる。
【所収】戸松啓真編『徳本行者全集』四(山喜房仏書林、一九七八)
【執筆者:編集部】