浄土宗の教相判釈である聖道門・浄土門のうち浄土門のことで、極楽浄土へと往生することを説く教えの総称。法然は『選択集』一においてこれをさらに二つに分類し、極楽往生を説き明かすことを主目的とするものとして三経一論を、傍らに極楽往生を説くものとして『華厳経』『法華経』などをそれぞれ挙げている。
【資料】『選択集』一
【参照項目】➡教相判釈、三経一論、聖道門・浄土門
【執筆者:朝岡知宏】