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宗清寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

そうせいじ/宗清寺

福岡県筑後市大字鶴田。安福山林鐘院。福岡教区№二一七。開山は専誉。寺号は平治の乱(一一五九)の際、源頼朝を捕縛するも命を救った立役者、平宗清むねきよの名に由来する。源氏と平家の盛衰を分けた宗清は、頼朝の招きを断り、平宗盛の家臣として九州へ向かい、その後、平家一門の菩提を祈るため、当寺から一キロ程離れた、尾島に草庵を結ぶ。それから約四〇〇年後の元亀年間(一五七〇—一五七三)専誉が宗清寺と称して開山した。その後三世真誉が慶長一七年(一六一二)現在の地に移す。


【資料】『蓮門精舎旧詞』三九(続浄一九)


【参考】右田乙次郎編『筑後市神社仏閣調査書』二(筑後市教育委員会、一九六九)


【執筆者:金田昭教】